眠るどころではありませんでした。
「コッポラの胡蝶の夢」。
映画館に入る前までは結構くたくたでしたけど、あっと言う間に見入ってしまい、眠気ははるかかなたへ。
難解すぎることもなく、世界に引き込まれていきます。
なんだ、この映画は…!
とにかくすごい!!
話の筋ももちろん、映像や演出手法、音楽まで。
こんなに好みの映画に出会ったのはいつぶりかというくらい。
最低もう一回は見に行きたいくらいに気に入りました。
とりあえず原作のエリアーデの「若さなき若さ」を読み始めました。
幻想小説をここまで映像で表現しきったコッポラ監督…さすが!!
原作のエリアーデ氏は20世紀最大級の宗教学者の顔と幻想小説の鬼才という二つの顔を持つ、こちらも恐るべき人。
今まで個人的な理不尽な理由により、彼を敬遠しがちでしたが…研究論文はともかく、小説は読みたくなってきました。
映画館でパンフとコッポラの特集本とサントラを収穫してきました。
エリアーデの本はとりあえず重い(単行本なんですもの)ので昨日はあきらめて。
ここまでした映画はないなぁ。
5点満点で採点するなら、確実に4.5以上はつけたい映画。
いろんな人にお勧めしたい映画です。
今は渋谷のTSUTAYAシアターで公開中。
ちょっと暇でなんか映画でも見たいな、という方はぜひ。
私は1800円を安く感じる、それくらい気に入った作品でした!
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